家は私たち一人ひとりや家族が心から安らげる場です。人間が年齢を重ねるとともに老化するように、家も年月が経過すると劣化していきます。安らぎの場をキレイに維持するためには、日々の点検が大切です。また、必要に応じてリフォームすることもポイントです。そこで、どのようなサインが現れたときにリフォームすると良いのか、ご紹介いたします。
屋根・外壁
屋根や外壁は雨風から私たちを守る盾です。劣化すると雨漏りやヒビ割れの原因となり、家が壊れやすくなってしまいます。
主に屋根が劣化するとサビや苔が生じ、ヒビや隙間には雨水が侵入しやすくなります。外壁の劣化は塗装の剥落やヒビ割れの原因となるため、規模の小さい自然災害でも壊れやすい家になってしまいます。また、苔やカビの発生は衛生面に問題が生じます。これらの問題が生じたら、早めに塗料の塗り直しや外壁のリフォームを検討しましょう。
内装
室内の壁紙は汚れや煙草のヤニなどによって劣化するため、8~10年が寿命と言われています。フローリングは傷つきやすく、その傷に汚れが付着することで劣化を早めてしまいます。カーペットにはダニやノミが潜みやすく、特にペットを飼っている家庭では生息率が高いです。衛生面のためにも、状態を見て貼り替えをおすすめします。
キッチン
キッチンは火や水を頻繁に使用する温度差の激しい場所です。一般的に寿命は15年~20年と言われています。日々のお手入れや点検を徹底していれば耐久性を維持出来ますが、それはなかなか難しい事ですよね。キッチンには手入れが行き届きにくい場所が多くあるため、油汚れを見落としがちです。それが臭いの原因となり、害虫の温床となります。また、シンク下の劣化が水漏れに繋がり、床下まで浸水すると腐敗の原因となります。
サニタリー
サニタリーとは、トイレ・浴室・洗面台の総称です。水を多く使用する場所なので、湿気の溜まりやすさは家の中でも断トツです。トイレは排泄物の飛散によって汚れやカビ、臭いが生じやすいです。洗面台や浴室も同様に、湿気の多さからカビが生じます。さらに、ヒビ割れによって水が浸入すると、腐敗を早めるシロアリの餌食となってしまいます。床下が腐敗すると、怪我をする危険性もあるので注意が必要です。